確証バイアス 2021 9 19
書名 新型コロナワクチン 本当の「真実」
著者 宮坂 昌之 講談社現代新書
著者は、こう言います。
我々が物事を吟味する際に、
無意識のうちに自分に心地よい情報にばかり目を留め、
逆に都合の悪い情報は無視、軽視する傾向を持っているのです。
このような偏りのことを「確証バイアス」といいます。
(引用、以上)
情報があふれる現代社会。
私も、そういう傾向があるかもしれません。
これは、科学だけではなく、経営でも言えるでしょう。
「悪いニュース」は早く多く聞き、
「よいニュース」は後でもよい。
しかし、実際は、「よいニュース」ばかり聞きたくなります。
「悪いニュース」は聞きたくないという表情が顔に出てしまうかもしれません。
こうなると、周りの人は「悪いニュース」を報告しなくなります。
判断や決断する時は、多くの情報が必要ですが、
こうなってしまうと、情報不足のまま判断することになります。
経営者になったら、
「まず悪いニュースから聞く」という姿勢が必要かもしれません。
そうすれば、情報において「風通しがよい」と言えるでしょう。
つまり、「確証バイアス」のない組織になるでしょう。
さて、私は、最初はワクチンに対しては懐疑的でしたが、
データが数多く揃ってきて、積極的に受けたいと思うようになりました。